ウェイトリフティングのためのBent Over Rowing

通称ベントローですね。ボディビルでも必ず行われる背中のエクササイズですね。タイトルにウェイトリフティングとつけましたが、まずはS&CのためのBent Over Rowing(ベントオーバーロウイング)について解説していきます。

・ボディビルベントローとS&Cベントローなにが違うか?

上体の角度です!

ボディビルベントローに関しては何度という定義はありませんが一般的に45°くらいで行われます。30°より浅い角度で3プレート(140kg)以上の重量を振り回している人を見かけますが、何の意味もないので真似をしないようにしましょう。

本題に戻ります。

“床と平行”

これがS&Cベントローの上体角度になります。※実際にはほぼ平行で問題ありません。

なぜか?

理由①

床反力を獲得し、バーの軌道とベクトルを一致させるため

S&Cのためのエクササイズは床反力とバーの軌道を合わせる事によって効率的かつ強い力発揮をしていきます。そのため上体を床と平行に傾ける必要があります。

理由②

ウェイトリフティングにおいてバーをできるだけ体に寄せておく筋力をつけるため

ウェイトリフティングの代表的なエラーとしてバーが体から離れてしまう事があります。コンベンショナルデッドリフト同様に強い上背部を作るために最もストレスの高いポジションにする必要があります。最もストレスの高いポジションとは最もバーが体から遠い位置になります。結果として上体を床と平行にする必要があります。

まずベーシックなベクトルを合わせるフォームです。

グリップ幅は常に前腕が床に対して垂直になるようにします。

次に肩関節の伸展動作をあわせたフォームです。広背筋の作用は肩関節の伸展であり、肘の屈曲し始める瞬間は最もモーメントアームが長く強い負荷がかかります。

肩関節の伸展動作

②のポジションが支点とバーの位置が遠く負荷が高い。広背筋に強く作用する。

どちらのフォームもおそらく普段の半分の重量も扱えないことでしょう。背中の発達が停滞している人やスポーツ、機能的な健康増進のためにトレーニングをしている人はぜひ行って見てください。デッドリフトなどのヒンジエクササイズと同様に体幹やハム、臀部のトレーニングにもなります。

トレーニングに関するお問い合わせはオンラインコーチングまでお願い致します。

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