きれいなスクワットをするためには胸椎、股関節、足関節(足首)の柔軟性が必要になります。今回はその胸椎の可動域を向上するためのストレッチの紹介です。
胸椎とは脊椎のうちの真ん中12個を指します。下図参照。スクワットのフォームはこちらから。

胸椎の可動域が向上するメリット
・ほぼ全てのトレーニングに必要な要素であるパワーポジションがとれるようになる
・姿勢が良くなる
・肩こりの解消につながる
・腰痛が改善する
・スポーツ動作にも有効である。
元々動かしにくい関節であるため代償動作として首や腰にストレスをかけてしまう方がとても多いです。健康的なからだづくりのためにも胸椎の動きは獲得していきたいですね。またスポーツ時においても同じことが言えます。胸椎が受けるべきストレスを全て腰で受けていては間違いなくケガに繋がります。
その①両膝をついて両肘をベンチに乗せます。頭を下に押し下げ胸椎をストレッチしていきます。手元にウッドバーがあればそのポジションのままアームカールしていきます。上腕三頭筋がストレッチされることによりさらに胸椎の可動域が広がります。

その②スクワットのボトムポジションで片方の手で足の甲を掴みます。もう片方の手はサムアップして構えます。そのまま手を上に振り上げていきます。この時に肘は曲げないようにしましょう。交互に繰り返します。
その③ スクワットのボトムポジションで足首をつかみます。そのまま体をひねりながら片方の手を大きく振り上げていきます。時計の6時の針になるように。この時に腰をひねる意識ではなく胸椎をひねる意識で行います。
スクワットはトレーニングの基本になります。きれいなフォームを習得するためにもウォーミングアップとして行うと良いでしょう。
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